YOKO FUCHIGAMI VS 世界一のデザイン②

YOKOがリスペクトする唯一無二のデザイナーとは?

世界的に有名なトータル・ファッション・アドバイザーのYOKO FUCHIGAMIに、HAPPY PLUS ONEが独占動画インタビュー。何かとスケールの大きなYOKOが唯一負けを認める、世界一有名なデザインとは?

排水溝の栓で耳を飾るのは、自分の心に栓をしたくない気持ちの現れ

黒ずくめの装いに、トレードマークのレオパード柄ターバン。その耳元に揺れるイヤリングをよく見ると、どうもお風呂の栓に似ているようだ……。世界の歌姫カーリー・レイ・ジェプセンの、集英社のショッピングサイトの季刊カタログ『FLAG SHOP MAGAZINE』の次回秋冬カタログの撮影に、飛び入り参加したトータル・ファッション・アドバイザーのYOKO FUCHIGAMI。思わず「耳につけていらっしゃるのは、お風呂の栓でしょうか?」と訊ねると、「そうですね、排水溝の栓です」という答えが返って来た。このピアスは「SEN FUCHIGAMI(栓フチガミ)」というセカンドブランドのもの。現在は入手困難な作品で、ネットに出回っている海賊版ですら時価7万円というレアなアートピースだ。「このピアスには意味があって、"自分の中にある栓を外して解放しなさい"というメッセージがこもっているの。心に栓をしていると、ストレスが溜まってしまうもの。私は自分の感情をさらけ出したいときに身につけています」。感情をさらけ出してカメラの前に立つYOKOの圧倒的なオーラが、スタジオを支配していた。
YOKO FUCHIGAMI VS 世界一のデザイン②_1_1
撮影では、カリスマ性溢れる存在感で周囲を圧倒したYOKO FUCHIGAMI。(C)クリエイターズ・ファイル

「雲はファー、台風はコサージュ。地球はもっとも優れたデザイナーよ」

世界を舞台に、ジャンルをまたいでスケールの大きなデザインを手がけてきたYOKO。続いては、そんな彼女に「世界を自分色に染めるとしたら、どんな色、どんな柄にしますか?」という問いを投げかけてみた。「私たちにとって世界と同義語の地球は、既にデザインが確立されているもの。そして、それは世界でいちばん有名なデザインでしょ。地球儀もそうだし、地図もそう。人工衛星から写真を撮っても同じこと。誰がどう見てもここにはこの国があるという風にはっきりとしたデザインが出来上がっている。あとは気象の問題で、季節に応じて少しファーをつけたり、台風が発生したらちょっとしたコサージュでアレンジするような感覚ね。あれは、地球がお洒落しているということなんですよ」と身振り手振りを交えて説明するYOKO。
YOKO FUCHIGAMI VS 世界一のデザイン②_1_2
地球へのリスペクトが足りない記者に、「あなたがどうはき違えているのかわかりませんが」と苦言を呈したYOKO。(C)クリエイターズ・ファイル

「世界を自分色に染めるなんて、おこがましい」

「だから、世界を自分色に染めるという考え方は、地球というデザイナーに対しておこがましいこと。これは、私のポリシーである『裸がいちばんのお洒落である』という考え方にも通じますね」と地球というデザイナーへのリスペクトと共感を語った。才能に恵まれたYOKOが、負けを認めた世界一有名な「地球」というデザイン。改めて見直してみたら、お洒落のヒントがもらえるかもしれない。
YOKO FUCHIGAMI VS 世界一のデザイン②_1_3
地球へのリスペクトを語ったYOKO FUCHIGAMI。(C)クリエイターズ・ファイル
この日の撮影の舞台裏と、YOKO FUCHIGAMIによる痛烈ファッションチェックの様子は、FLAG SHOP Webサイトにて近日公開予定。また、カーリー・レイ・ジェプセンが登場する「FLAG SHOP MAGAZINE 2017秋冬号カタログ」は、FLAG SHOP Webサイトで絶賛予約受付中。是非チェックして!

FLAG SHOP 10th ANNIVERSARY -HAPPY COLLABORATION-
↓【カーリー・レイ・ジェプセン×YOKO FUCHIGAMI】特集ページはこちら↓