第91回アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』はハンカチ必携の感動作!

『グリーンブック』
『グリーンブック』
第91回アカデミー賞で見事作品賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の3部門に輝いた『グリーンブック』が、受賞の興奮覚めやらぬなか、3月1日より公開。ハリウッドで昨今叫ばれている“ダイバーシティ(多様性)”だが、人種問題を痛快なアンサンブルドラマとして見せた本作は、日本の観客の琴線や涙腺を揺さぶりそうだ。

本作の舞台は、1962年という人種差別が色濃かった時代で、タイトルは黒人用旅行ガイドブック「グリーンブック」を指す。ガサツで無教養だが、人懐っこくて頼りになるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)が、インテリな黒人天才ピアニスト、ドクタ・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーに同行し、用心棒兼運転手を務めることに。

なんといっても『最強のふたり』(2012年公開)のような、2人の凸凹名コンビが最高だ。トニー役を演じたのは、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどのイケメン、ヴィゴ・モーテンセンで、体重を14kg増量してイタリア系用心棒になりきった。そして、気品溢れる天才ピアニスト、ドクタ・シャーリー役を演じたマハーシャラ・アリは、『ムーンライト』(2017年公開)に続き、2度目のアカデミー賞の助演男優賞を受賞した。

監督は『メリーに首ったけ』(1999年公開)などで知られるファレリー兄弟の兄・ピーター・ファレリー監督。とことん振り切った爆笑コメディの名手だが、人間味溢れる愛嬌たっぷりのキャラクターを描きこむことに長けていて、観客は気がつけば、前途多難な主人公たちの応援団になっていく。そこでうっかり油断していると、気がつけば感涙トラップにはまり、バッグの中からハンカチを大急ぎで探す羽目になるのだ。

価値観も育った環境も違う2人が、旅を通して交流し、友情を育んでいくという珠玉のロードムービー『グリーンブック』。ピーター・ファレリー監督の「本作は愛情の物語です。いろんな違いがあっても愛し合うことです。 我々は同じ人間です」と言った受賞スピーチの真意が、観終わったあと、じんわりと心に染みるのを実感できるはず。

『グリーンブック』
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニほか
2019年3月1日(金)より全国公開中
https://gaga.ne.jp/greenbook/
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