<インタビュー> ダブルダッチ大会・世界1位の称号を手にした実力派!!! メディアも注目するREGSTYLEの魅力

大学生を筆頭に再びブームとなっている“ダブルダッチ”。その歴史は古く、競技は数種類に及びます。中でも特に盛り上がりを見せる競技が、“フュージョン”というフリースタイルの演技に音楽を融合させたもの。“フュージョン”の日本の実力は世界トップクラスと言われています。そんな日本のダブルダッチ界を牽引する存在が“REGSTYLE(レグスタイル)”。斬新なパフォーマンスで観客を沸かせる彼らの魅力に迫ります。
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11月28日に行われた上海コンテストでは、見事優勝に輝いた! 優勝した感想を聞くと、「単純に嬉しいけど、他チームのレベルを知っていたので、優勝出来るとは思ってました」と素直に語ってくれた。何事にもまっすぐな彼ら。
上海コンテストの表彰台での一コマ。他国のパフォーマーとも垣根なくコミュニケーションできるそう。
KO-YAが撮影した上海の夜景。これはメンバー4人でiPhoneを使って写真対決をした際に撮影したものだそう。パフォーマンスが終わっても、終始仲の良さが伺える。

格好つけるほうが簡単。観客の笑いを誘うほうがずっと難しい

――パフォーマンスの内容を考えるのはどなたですか? また、どういうところからインスピレーションを受けますか?

YUI 音楽はKEITAが担当しています。その音楽に合わせて皆で動きを考えます。
KEITA インスピレーションは、ダンスかダブルダッチ、それとお笑いから!!! お笑い、結構見ます。メンバーで一番お笑いに詳しいのはKaiですね(笑)。KO-YAとはよくお笑いの話で盛り上がってます。
KO-YA パフォーマンスって、格好つけるほうが簡単で、笑いを誘うほうがずっと難しいんですよ。ダブルダッチで強豪と言われるチームには、必ずといっていい程、笑いをとれる人がいます! 観客を笑顔にしようというサービス精神が、人気チームになるポイントなのかもしれません。
Kai 自分もお笑いや小説、音楽や演劇からもアイディアをもらいますね。感情の起伏や、起承転結の中の、ちょっとした“裏切り”(予想台の展開)などが参考になります。

――これをすると、ダブルダッチがうまくなる、というトレーニングはありますか?

KEITA 自分がダブルダッチをしているイメージを、具体的にかつ明確に思い浮かべることかな? そのためにはとにかくいろんなダンスやダブルダッチの動画を見て研究したり、自分たちのパフォーマンスを動画で振り返ることが大切。こういうことがやりたい、こういう技をやってみたい、とイメージできたら、もう“出来てる”。練習も動きも、言われたことしかやらないんじゃダメ。
YUI 体力作りももちろん必要だけど、それだけでは強くなれない。大切なのは、コミュニケーション力。
KO-YA それとやっぱ飲み会かな(笑)。(一同賛同!!)ほんと、よく飲んで、よく喋ってます。メンバーの中で一番お酒に強いのはKaiだね(笑)。

――練習の時にするトレーニングはありますか?

KEITA 基本的に練習の時にトレーニングはしません。個々でやってますね。練習も決まりは特になくて、その日、それぞれに合った練習をします。
KO-YA チーム専属のトレーナーがいて、「Emotion」さんで定期的にメンテナンスやトレーニングを個々でやっています。
YUI 「衣装でお腹を出したい」と言えば、そこを重点的に考えたメニューをつくってサポートしてくれます。すごくお世話になってます。

――ダブルダッチをやっていて、どんな瞬間が一番嬉しいですか?

KO-YA 大会で優勝した時。観客から大歓声を浴びた時。けど一番嬉しいのは、実はメンバーとわいわい練習してるときかな?
KEITA 練習中、自分や仲間が新しい技を決めて、「やべぇ」「それ、やばいじゃん?」と言い合える瞬間!
Kai 観客の表情が見えて、気持ちが感じ取れた時。
YUI パフォーマンスで、届けたい思いを観客に受け入れてもらえた時。明日も頑張ろうとか、何か新しいことに挑戦してみようとか、思ってもらえたら嬉しいですね!

――何歳までダブルダッチをやっている自分を想像できますか?

KO-YA 自分の孫と一緒に跳びたいので、それまでは続けたい!!
YUI ダブルダッチと一生関わっていたいです。
Kai 死ぬまで跳び続けたい!
KEITA サッカーをやっていたこともあり、キングカズ(三浦知良さん)の“続ける”という信念が好き。キングカズが引退する年齢までは自分も続けたい!

どうもありがとうございました!

<おわりに>
REGSTYLEの練習場所は都内の公園。1時間ほどの取材ですっかり冷えきった身体をほぐすようにゆっくりと練習が始まった。見た目のクールさとは裏腹に、明るく、丁寧に、かつ面白おかしく(笑)、終始笑顔でインタビューに答えてくれた彼らだが、練習になると一転して真剣な表情。そのギャップがなんとも素敵で、すっかりファンになった。
10代でダブルダッチと出会い、プロとして行きていく道を選んで、ダブルダッチの普及にも力を入れている。目標とされる立場にありながら、傲りはみじんも感じられない。
12月22日には、そんな彼らがオーガナイズするイベント【東京 ROLL UP】が開催される。ストリートジャンルが一堂に会する大忘年会だそう。ぜひ足を運んで、彼らのパフォーマンスを体感して欲しい。

<開催概要>
●東京 ROLL UP
日時:2017年12月22日(金) 24:00~
場所:micro cosmos(渋谷)
ストリートに存在する様々なパフォーマンスカルチャーをmicro cosmosにロールアップ! 2020年を目前にした今、世界で活躍する日本のダンサー、パフォーマーが集い、お互いを刺激する異次元な時間をぜひ体験して。

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