<インタビュー> ダブルダッチ大会・世界1位の称号を手にした実力派!!! メディアも注目するREGSTYLEの魅力

大学生を筆頭に再びブームとなっている“ダブルダッチ”。その歴史は古く、競技は数種類に及びます。中でも特に盛り上がりを見せる競技が、“フュージョン”というフリースタイルの演技に音楽を融合させたもの。“フュージョン”の日本の実力は世界トップクラスと言われています。そんな日本のダブルダッチ界を牽引する存在が“REGSTYLE(レグスタイル)”。斬新なパフォーマンスで観客を沸かせる彼らの魅力に迫ります。
<インタビュー> ダブルダッチ大会・世界1位の称号を手にした実力派!!! メディアも注目するREGSTYLEの魅力_1_1
写真中央上より時計回りに、KEITA、Kai、KO-YA、YUI。アイコニックなキャラクターで、メディアからも熱い視線を集めている。

●レグスタイル
2010年結成のプロチーム。現在のメンバーはKO-YA、YUI、Kai、KEITA。2015年に開催されたダンス+エンターテインメントのダンスコンテスト「超DANCE@HERO」のGRAND FINALにて優勝。2017年3月にはダブルダッチの祭典といわれる「DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN FINAL」にて日本全国最終予選を優勝し世界への駒を進め、8月に香港で開催された世界大会にて見事優勝し、世界の頂点に立つ。最近は個々での活躍も目覚ましく、メディアでも多く取り上げられ、注目を集めている。

○ダブルダッチとは…
300年以上前、現在のニューヨークに入植したオランダ人によって持ち込まれたなわとびのこと。元々は女の子がやっていた遊びとも言われている。男性のパフォーマーが多いイメージだが、現在日本の競技者の半数は女性で、男女混合で楽しめるスポーツ。2本のロープを使って3人以上で行い、向かい合った2人のターナー(回し手)が、右手のロープと左手のロープを半周ずらせて内側に回す中を、ジャンパー(跳び手)が色々な技を交えて跳ぶというもの。競技はスピード、規定、フリースタイル、フュージョンの4種目があり、そのうち、スピード、規定、フリースタイルは、シングルスとダブルスに分かれている。
*参考サイト:特定非営利活動法人 日本ダブルダッチ協会

ダブルダッチ界で目立っていたメンバーが集結

まずは紅一点、YUIさんに質問!
YUIさんはダブルダッチの他にも、モデルやラジオパーソナリティーなど幅広く活躍されています。

――ダブルダッチとの出会いと、その時の印象を教えてください。

YUI ダブルダッチとの出会いは、高校生の時。姉が通っている大学で路上パフォーマンスを見て衝撃を受けました。ダンスは元々やっていたので、そこからダブルダッチの世界へ飛び込みました。

――男性達の中でやっていく大変さなどありますか?

YUI ダンスを始める前は男子に混ざってサッカーをやったりしていたので、男子の中にいるのは自分にとっては自然なことですね。
REGSTYLEのメンバーは家族のような存在。いつも笑わせてくれる兄弟みたいな。笑いには事欠かないですね(笑)。強いて言えば、ご飯を食べる速さだけはかなわないので、そこが大変かな(笑)。

オリジナルメンバーで現在リーダーを務めるKO-YAさん、2つのチームに所属するKaiさん、メンバー最年少でダブルダッチのソロバトル年間チャンピオンのKEITAさん。そしてYUIさん。
――この4人が集まってチームとなったのはいつ頃ですか?

KO-YA YUIは4年前から。KaiKEITAは2年前くらいかな。ダブルダッチ界で目立っていたメンバーが集まった感じです。

――チームを組む時に、重要視することってなんですか?

KO-YA 「人間性」かな? その人のことが好きか、フィーリングが合うかが重要ですね。いつも一緒にいたいかで決めます。

――他のチームと違う、REGSTYLEの特徴は?

KEITA 個々のスキルの高さ。
YUI 自己評価の高さ。
KO-YA あとビジュアルですかね(笑)。

――ダブルダッチをやっていると鍛えられるものってなんですか?

Kai コミュニケーション力。
YUI 協調性と自己主張。ゆずりあうところと、ゆずれないところのバランスが大事!

Kaiさんに質問!

――REGSTYLEとは別に、「CAPLIORE」というチームに所属しているKaiさん。それぞれのチームでの役割の違いや、自分の意識の違いはありますか?

Kai 2つのチームの特色も違えば、年齢層も違います。その中のベースにある“自分”を大切にしているからこそ、どちらでも心地よくパフォーマンスが出来てますね。それぞれ自分にとっては大切な居場所です。CAPLIOREの他のメンバーは主に海外のシルク・ドゥ・ソレイユで活躍しています。自分はシルク・ドゥ・ソレイユがゴールではなかったから、日本に残りました。ちょうどダブルダッチのプロチームの人気が衰退していた頃だったし、オリンピックも近いし、日本に残って何ができるかを試してみたかったんです。

――海外でもたくさんの大会に出場されていますが、印象に残っているチームやパフォーマンスはありますか?

KO-YA ベルギーチームは印象的でしたね。海外ではダブルダッチを競技スポーツ寄りの感覚で捉えているチームが多いんですけど、ベルギーチームは日本のダブルダッチの考え方と似ていてパフォーマンス色が強かったので、見ていて面白かったです。
Kai 観客のノリは、海外の方がいいと思います!

日本のダブルダッチのレベルは高く、11月に上海で行われた大会では、優勝の自信があった。