振り切りまくり! 埼玉県人必見の漫画『翔んで埼玉』が映画でパワーアップ!

『翔んで埼玉』
『翔んで埼玉』二階堂ふみ、GACKT
「パタリロ!」の魔夜峰央による話題のコミックを映画化した『翔んで埼玉』が、2月22日(金)より公開となる。まずは、W主演を務めた二階堂ふみとGACKTが、二次元の耽美的キャラクターにとことん寄せた、気合十分のビジュアルがインパクト大。さらに“ディスリ”を娯楽に進化させた作風が新しい。

ご存知、ストーリーは、埼玉県をとことんディスった内容だ。ずっと迫害を受けてきた埼玉県人は、身を潜めてひっそり暮らしている。二階堂が演じる主人公・壇ノ浦百美(だんのうらももみ)は、東京の名門高校・白鵬堂学院の生徒会長で、普段から埼玉県人を見下し、「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」と、すさまじい暴言を吐きまくっている。

ある日、百美はアメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と出会い、心をときめかせるが、実は麗が埼玉県人だという衝撃的事実が発覚。百美はショックに打ちひしがれつつも、麗と惹かれ合っていく。

とにかく笑いのトラップが散りばめられている本作。埼玉県人特有のポーズがあったり、埼玉県人かどうかをチェックする際に、「踏み絵」として埼玉県名物の草加せんべいが使われたり、海に面していないのに海が大好きな埼玉県人を罠にかける“埼玉県人ホイホイ”が登場したりと、たたみかけるような小ネタの応酬がたまらない。

監督は「のだめカンタービレ」や「テルマエ・ロマエ」など、人気コミックの実写化シリーズを数多く成功させてきた武内英樹監督。映画ならではの埼玉VS千葉という激闘の構図を入れ込み、さらに埼玉以上に悲惨な扱いを受けている群馬や茨城のネタにも爆笑必至。また、主演の2人と共に、ディープなキャラクターを作り込んだ伊勢谷友介、京本政樹の熱演も秀逸だ。

とびきり愉快な『翔んで埼玉』ワールドだが、観終わったあと、心地よい地元愛に包まれるのが、この映画の懐の深さだろう。ぜひ、映画館へ行って、多くの人と観て、声を上げて笑って!

『翔んで埼玉』
原作:「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」魔夜峰央(宝島社)
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、京本政樹ほか
2019年2月22日(金)より全国ロードショー
http://www.tondesaitama.com/
©2019映画「翔んで埼玉」製作委員会