山田孝之も唸る、新進女優・清原果耶の存在感

透明感あふれる笑顔と、強い目力を併せ持つ若手女優の注目株・清原果耶。１月には俳優・山田孝之が映画プロデューサーを務める意欲作『デイアンドナイト』(１月26日公開)と、GReeeeNの楽曲「愛唄」をモチーフにした『愛唄 ー約束のナクヒトー』(１月27日公開)という２本の映画が公開される。

清原が女優デビューしたのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」（2015年放送）の女中ふく役で、「あの美少女は誰？」と話題に。その後、映画『３月のライオン 前編／後編』（2017年公開）で、主演の神木隆之介と堂々渡り合う熱演を見せ、確かな伸びしろを感じさせた。

昨年は初主演ドラマ「透明なゆりかご」（2018年放送）で、命と向き合う看護助手役に扮し、繊細な心の揺れを表現。続く2019年も、女優としてさらにジャンプアップする１年となりそうな予感。

『デイアンドナイト』で彼女が演じるのは、児童養護施設で育った孤独感を抱える女子高生・大野奈々役。奈々が、施設で働く主人公・明石幸次(阿部進之介)と心を通わせていくが、少女のイノセントさと、大人びた魔性性を併せ持つヒロイン像に、思わずドキリとさせられる。

奈々役は、500人の中からオーディションで選ばれたが、山田は清原の演技を見て自然と涙が流れたと、後日述懐している。言わずとしれた名優・山田孝之をも唸らせた清原だが、本編のクライマックスであふれる思いを爆発させる迫真の演技には思わず息を呑む。

また、本作では大野奈々名義で、RADWIMPSの野田洋次郎がプロデュースした主題歌「気まぐれ雲」を歌い上げているので、その素晴らしい感性と美声にもご注目を。