性差別と闘った現役85歳女性判事の半生を、フェリシティ・ジョーンズが熱演『ビリーブ 未来への大逆転』

『ビリーブ 未来への大逆転』
『ビリーブ 未来への大逆転』
『博士と彼女のセオリー』(2015年公開)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年公開)でも人気を博したフェリシティ・ジョーンズ。彼女が85歳でいまも現役の米最高裁判事を務めるルース・ギンズバーグの半生を演じた映画『ビリーブ 未来への大逆転』が、3月22日(金)より公開される。

本作は、ルースが若かり時代に挑んだ、世紀の男女平等裁判を描く感動作。女性の社会進出はおろか、自らの職さえ選べなかった1970年代のアメリカで、ルースは夫や娘に支えられながら、100%勝ち目がないとされた訴訟に挑む。特に、クライマックスの最終弁論が圧巻で、熱いものがこみ上げる!

この時代では珍しいほど協力的だった夫のマーティンは、公私共にルースをサポート。最初は反発していた娘の理解も得て、最後まで諦めずに粘り強く仕事に打ち込むルースの姿は、働く女性の共感を呼ぶこと、間違いなし。

フェリシティが着用する70年代の衣装にも注目。弁護士として颯爽と裁判に臨むクラシックなスーツから、エレガントなワンピースまで、レトロで粋なファッションを凛として着こなしている。衣装デザインを担当したのは、「シュレック」や「ナルニア国物語」シリーズなどを手掛けたアイシス・マッセンデン。ルースのトレードマークでもあるレースの手袋や、主張の強いイヤリング、目につく飾り襟、という定番のスタイルを敢えて封印しつつ、時代に忠実な衣装を心がけたとか。

メガホンをとったのは、『ディープ・インパクト』(1998年公開)のミミ・レダー監督。#MeToo運動以降、ハリウッドで多様性が声高に叫ばれているなか、勇気ある行動で女性の新時代を切り開いたルースの生き様は、大いに反響を呼びそう。観終わったあと、パワーをもらえる快作なので、ぜひ劇場へ足を運んでみて!

『ビリーブ 未来への大逆転』
監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツほか
2019年3月22日(金)より全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/believe/
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