女子同士で観るのもおすすめ! ジェームズ・キャメロンが描くSF×純愛ストーリー『アリータ:バトル・エンジェル』

『アリータ:バトル・エンジェル』
『アリータ:バトル・エンジェル』
全世界歴代興行収入1位の映画『アバター』(2009年)と2位の『タイタニック』(1997年)を手掛けた巨匠ジェームズ・キャメロンが、構想20数年をかけ、木城ゆきとの人気コミック「銃夢」を実写映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』。驚異の映像革命と話題のSFアクション映画だが、実は、イノセントな少女の純愛物語でもある。

天空に浮かぶユートピア都市“ザレム”と、廃棄物が堆積した下層の街“アイアンシティ”。“アイアンシティ”で暮らすサイバー医師のイド(クリストフ・ヴァルツ)は、瓦礫の中から頭部だけ残されたサイボーグの少女を発見する。イドは彼女に機械の体を与え、「アリータ」と名付ける。アリータ(ローラ・サラザール)は、人間の男子ヒューゴ(キーアン・ジョンソン)と出会い、心を通わせていく。

ジェームズ・キャメロンといえば、すべての世代の琴線にふれるエンターテイメント映画を多数手掛けてきた大ヒットメーカーだが、ラブストーリーやロマンスもきっちり描き出す点に定評があり、女性ファンのハートをも鷲づかみにしてきた。アリータもしかりで、最愛の人のためなら、自らの心臓をも差し出せるという、純粋無垢なヒロイン像がなんとも切ない。

本作のメガホンをとったのは、キャメロンの友人でもある『シン・シティ』(2005年)のロバート・ロドリゲス監督。アクション演出も活気的だが、ジェームズ・キャメロンが大切にしている人間ドラマの部分を丁寧にすくいあげ、純度の高いラブストーリーに着地させた点もすばらしい。

ちなみに原作者の木城も「観る度に発見がある。構成がすばらしいし、すべてが名シーンで無駄なシーンが1つもない。僕が本当に描いたのかなと思うくらいおもしろい」と、仕上がりには太鼓判を押している。デートムービーとしても、女の子同士で観る映画としてもイチオシなので、溢れる純愛をぜひ劇場で“体感”して!

『アリータ:バトル・ エンジェル』
原作:「銃夢」木城ゆきと(講談社)
脚本・制作:ジェームズ・キャメロン
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリほか
2019年2月22日(金)より全国ロードショー
http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation