ソフィア・コッポラ演出のオペラ「椿姫」が日本初上演! ドレスはヴァレンティノによる本物のオートクチュール

ソフィア・コッポラ演出のオペラ「椿姫」が日本初上演! ドレスはヴァレンティノによる本物のオートクチュール_1_1
ソフィア・コッポラ ©Andrew Durham
日本でも多くのファンを持つ映画監督・ソフィア・コッポラが演出を手掛けるオペラ「椿姫」が、2018年9月9日(日)から東京・上野の東京文化会館で上演される。この作品は、2016年にソフィア・コッポラがオペラ演出家としてデビューした際に、約140年の歴史を持つローマ歌劇場で初めて上演されたもの。日本での上演は今回が初めてとあって、その豪華な制作陣やキャストが話題に!

ソフィア・コッポラは、日本で全編を撮影し、アカデミー賞脚本賞を受賞した「ロスト・イン・トランスレーション」をはじめ、「ヴァージン・スーサイズ」、「マリー・アントワネット」などの映画で一躍有名となったアメリカ出身の女性映画監督。女性の繊細な心の動きを描いた淡い映像や、ストーリーを引き立てる音楽、そしてファッション性の高さでも多くの女性を虜に。そんな彼女がオペラ「椿姫」の演出を引き受けたのは、「女性の物語であること、悲劇の極上ラブ・ストーリーだったから」だそう。

衣装は、イタリアを代表するファッション・デザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、舞台美術は、ハリウッドでも数々の大作を手掛けてきたネイサン・クロウリーが担当。ファッション界、映画界でそれぞれ活躍する2人による華やかな舞台は、オペラに馴染みのない人もこころ掴まれること間違いなし! 特に、シャンデリアが輝く中、緩やかな曲線の大階段が設えられた広間に、シックな色合いの本物のオートクチュール・ドレスをまとった男女が集う冒頭のシーンは、この作品の見どころのひとつ。パリ社交界の華やかさの中に、主人公の高級娼婦・ヴィオレッタが生きる“裏社交界”の影をも感じさせる深みのある演出は、ローマ歌劇場での上演でも話題に。

「椿姫」は、ヴィオレッタと貴族のアルフレードの悲しい純愛を描いたオペラの人気演目。ヴィオレッタ役には、今回が初来日のフランチェスカ・ドットが抜擢。恋人のアルフレード役は世界の著名な歌劇場で出演してきたトップテノール、アントニオ・ポーリが演じ、アルフレードの父親・ジョルジュ役には、世界最高の「ファルスタッフ」(ヴェルディ作曲のオペラ演目)の歌い手といわれるアンブロージョ・マエストリが出演するなど、豪華なメンバーが勢ぞろい。ぜひ生の舞台でオペラの素晴らしさに触れてみては?
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ローマ歌劇場2018年日本公演 「椿姫」/「マノン・レスコー」

公演日/開演時間:
「椿姫」9月9日(日)、12日(水)、15日(土)、17日(月・祝)の15:00~
「マノン・レスコー」9月16日(日)、20日(木)、22日(土)の15:00~
チケット料金:26000円~ ※予約は、NBS WEBチケットほか各プレイガイドから
会場:東京都台東区上野公園5-45 東京文化会館 
アクセス:JR「上野駅」公園口改札からすぐ

※9月16日(日)公演は下記
会場:神奈川県横浜市中区山下町3-1 神奈川県民ホール
アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩約8分

公益財団法人日本舞台芸術振興会
03-3791-8888(NBSチケットセンター。平日10:00~18:00、土曜10:00~13:00)
https://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/index.html